ムチツジョチツジョ

思考は無秩序 言葉は秩序 趣味と股間は無節操

物語ってそういうことだったのかい読書 その0「はじめに、的な」

良い物語、ってなんだろう。
人の価値観はそれぞれ違うのだから万人の納得する物語なんて存在しない、なんてことをみんなは言う。
いやはや全くその通りだ。でもそれじゃあつまらなくない?
たとえば「この漫画面白いから読んでみなって!」と勧められて、理由を聞いたら「なんか分からんけど、俺が面白いと思ったから!」なんて言われても読む気がしない。逆の立場なら、「お前が面白いからといって俺にも面白いとは限らない」なんて言われたらとても悲しい。客観的評価とやらがどこかにあるなら、それの力に頼りたいじゃないか。

 

高く評価はされてるけれど、なんか難しい物語もたくさんある。
だけどこの「難しい」ってのもよく分からない。
泉鏡花みたいに文体が古文・美文調だったり、『黒死館殺人事件』みたいに意味もなく難しい語句をベラベラ並べるだけなら易しい。言葉への知識さえあればなんとでもなる。
でも多くの場合、「難しい」っていうのはそういうことじゃない。さっきあげた作品だって言葉が難しいから物語も難しくなってるだけじゃない。結局物語なんて起こったことを記述してるだけなのに、なんで「難しい」なんて思ってしまうんだろう。
展開が不合理だから? 剣と魔法の世界が当たり前にあるSFやファンタジーの方がよっぽど不合理だ。第一フィクションなんだからなんでもありに決まってる。……え? 物語と実在性は別問題だって? またよく分からなくなってきた。読み方や見方を学べば、今まで出会ってきたなんか難しい物語を楽しめるのだろうか。

 

そんなことをここ最近ぼんやり悩んできた。
悩んできただけで何もしないまま大学を出てしまった。もったいない。
いい加減勉強しようと思い立った。
たぶん物語とは一生の付き合いになる、なんてったってオタクだし。
だから、俺より先に悩んできた人に教えてもらおう。偉い人の知恵を借りるため、図書館へ向かっている。

 

何が物語で何が物語でないのか。
物語の良し悪しは何によって決まるのか。
物語はいったい誰のものか。
物語は、何のために存在するのか。

 

そんなことが分からないかなぁという読書メモ。
単なるメモなんで着地点を探す気はさらさらないけど、ちょいちょい書いていくつもり。
「そういうことだったのか」と分かる保証はない。
ひとりでうだうだ本を読みながら思ったことを書くだけなんで「会議」でもない。
そんな訳でこんなタイトルにしてみました。しかも元ネタも読んだことないし。
ぼっち上等だけど、みなさんにも少し立ち止まって物語について考えてくれたら嬉しいです。